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以下ネタバレ

前回婚礼のために森の中に見つけた祠の中で婚礼の儀が行われ、李牧とカイネはキスをする。

武安城に戻った李牧とカイネ。馬南慈、馬風慈、骨珉伯、その他配下たちから祝福の言葉をもらうカイネ。傅抵は・・「俺は認めねえぞ、聞いてねえしケッ）」

馬風慈が、雁門の昔話をする。匈奴に奪われ続けた自分たちだが、李牧が赴任してきたことで、救われたと。今度の戦いが終わったら、二人には雁門で盛大な結婚を祝うんだと。

韓だった潁川郡の城、新鄭を出て北上する飛信隊はすぐその北にある黄河へ到着。船で17万人が渡河する。

右手に別の船団がいるが、それが玉鳳であることがわかる。玉鳳と飛信隊は競争して先に岸へたどり着こうとするのを、対岸で蒙恬が呆れてみているのであった。

李信と蒙恬と王賁が一堂に会する。今回楊端和に王翦もいるが、李牧を討つのは、自分たちのだれかであり、誰が討っても文句なしと誓う。

原泰久先生キングダム850話より。

感想考察（史実による今後の展開も書いているため、ずっと先々の展開を知りたくない方は飛ばし推奨です）

軽い婚礼も行われ、必ず戦に勝って雁門に帰るんだという趙軍の面々。フラグですね。史実を知っているだけに、このあとの李牧のたどる運命を考えると・・・。果たして、李牧やカイネの最後はどのように描かれることになるのか、悲劇かそれとも・・。

久しぶりに蒙恬王賁と会った李信。結局蒙恬が語り、李信が叫び、王賁がそっぽを向くといういつもの構図。

いよいよ始まる最後の趙攻略の戦い。総大将はやはり王翦かな？

紀元前229年秦は大規模な兵を動員し、趙に侵攻、旱魃や地震災害に付け込む形での侵攻（Wikipediaより）とあるが、たぶんここら辺は描かれなさそうな気がする・・笑。

またここから李牧無双が始まるとされているけど・・あと、揺れている遷王さんと郭開さんがそこにどのように絡んでくるのか・・どのように描かれていくことになるのか非常に楽しみです。

以下ネタバレ

李牧、邯鄲を発つ。趙の民が盛大に一行を激励。

邯鄲を発った李牧一行。本当に5万の増援を出してくれたことに驚く李牧一行。

そのときカイネの様子がおかしいことに気が付く配下。カイネが李牧に問う。王に戦が終わったら王道を教えるのかと。

李牧によるとこの先遷王を廃して嘉太子を玉座につけるのはさすがに道を外れるため、現王の遷王を正しく導くしかないとのこと。また前王同様に遷は問題を抱えているが、自身の中に何か変化が生まれつつあるように感じるとのこと。

カイネは戦が終わっても朝廷に残らなければならなくなることを危惧したが、そのとき李牧からカイネに話があると。

場面は変わって新鄭の秦軍。李信がヨコヨコに準備はいいかと聞く。

旧韓軍であるヨコヨコ軍は半年間ずっと秦軍と一緒に練兵していたとのこと。

そのとき、その横を録嗚未、隆国、干央軍も通っていく。また、羌瘣軍から歓声が上がる。

羌瘣は新たに鎧を新調しており、輝きを放っている。李信が檄を飛ばす。これから李牧を全力で討ちに行くと。ヨコヨコ軍も飛信隊所属だと。

李信の檄のあと、飛信隊（羌瘣含んで6万）ヨコヨコ軍（5万）、旧騰軍（録嗚未を筆頭に6万）が出陣。

その様子を新鄭の城壁から見ている騰と寧姫。寧姫は秦軍に2勝した李牧のいる趙軍に果たして勝てるのか不安な様子。その寧姫を落ち着かせる騰。

ところ変わり、趙軍から李牧とカイネが二人だけで軍から離れ、森の中に入っていくとそこには、祠のようなものがあり、李牧によると、その昔趙に吸収された族集落の婚礼の式場跡とのこと。

驚くカイネに李牧が、今まで雁門の時代から自分を支えてくれたのはカイネであり、これから始まる大戦はこれまでになく広域のため、カイネといつまた会えるわからないとのことなので、ここで婚礼を挙げたいとのこと。

カイネは李牧に泣きながら抱きついたところで849話が終わりました。

原泰久先生キングダム849話より。

感想

遷王・・・なにかかなり揺れている感じがします。前回民衆から大きな支持を受けている李牧を見て、何か思うところがあったことで、突然李牧に降ってきた王都軍の援軍5万。

しかし、特に条件を付けたり、口出しをせずにポンと5万を渡すところをみるにつけ、

王としての性根は捻じ曲がっていても、一度将軍に軍を任せた以上、下手に口出しをしようとしないところは、結構これは名君の器たりえるのではないでしょうか。

しかし、趙の朝廷には、政敵である郭開をはじめとした面々がいますので、そこからの讒言次第では、遷王も下手な判断を下してしまう余地もある気がします。

ヨコヨコは飛信隊所属とのこと、合わせると11万となって超大軍ですね。これはもう李信は大将軍規模の軍容を従えているといっても過言ではなさそう・・。

婚礼を挙げる李牧とカイネ。今まで李牧とカイネは、何かと特別な関係である描写が時折されてきましたがここで婚礼とは・・。

今後史実では悲劇的な最後が予想されるだけにこの婚礼が最後の救いとなってしまうか・・。

850話に続く