以下ネタバレ
李牧、邯鄲を発つ。趙の民が盛大に一行を激励。
邯鄲を発った李牧一行。本当に5万の増援を出してくれたことに驚く李牧一行。
そのときカイネの様子がおかしいことに気が付く配下。カイネが李牧に問う。王に戦が終わったら王道を教えるのかと。
李牧によるとこの先遷王を廃して嘉太子を玉座につけるのはさすがに道を外れるため、現王の遷王を正しく導くしかないとのこと。また前王同様に遷は問題を抱えているが、自身の中に何か変化が生まれつつあるように感じるとのこと。
カイネは戦が終わっても朝廷に残らなければならなくなることを危惧したが、そのとき李牧からカイネに話があると。
場面は変わって新鄭の秦軍。李信がヨコヨコに準備はいいかと聞く。
旧韓軍であるヨコヨコ軍は半年間ずっと秦軍と一緒に練兵していたとのこと。
そのとき、その横を録嗚未、隆国、干央軍も通っていく。また、羌瘣軍から歓声が上がる。
羌瘣は新たに鎧を新調しており、輝きを放っている。李信が檄を飛ばす。これから李牧を全力で討ちに行くと。ヨコヨコ軍も飛信隊所属だと。
李信の檄のあと、飛信隊(羌瘣含んで6万)ヨコヨコ軍(5万)、旧騰軍(録嗚未を筆頭に6万)が出陣。
その様子を新鄭の城壁から見ている騰と寧姫。寧姫は秦軍に2勝した李牧のいる趙軍に果たして勝てるのか不安な様子。その寧姫を落ち着かせる騰。
ところ変わり、趙軍から李牧とカイネが二人だけで軍から離れ、森の中に入っていくとそこには、祠のようなものがあり、李牧によると、その昔趙に吸収された族集落の婚礼の式場跡とのこと。
驚くカイネに李牧が、今まで雁門の時代から自分を支えてくれたのはカイネであり、これから始まる大戦はこれまでになく広域のため、カイネといつまた会えるわからないとのことなので、ここで婚礼を挙げたいとのこと。
カイネは李牧に泣きながら抱きついたところで849話が終わりました。
原泰久先生キングダム849話より。
感想
遷王・・・なにかかなり揺れている感じがします。前回民衆から大きな支持を受けている李牧を見て、何か思うところがあったことで、突然李牧に降ってきた王都軍の援軍5万。
しかし、特に条件を付けたり、口出しをせずにポンと5万を渡すところをみるにつけ、
王としての性根は捻じ曲がっていても、一度将軍に軍を任せた以上、下手に口出しをしようとしないところは、結構これは名君の器たりえるのではないでしょうか。
しかし、趙の朝廷には、政敵である郭開をはじめとした面々がいますので、そこからの讒言次第では、遷王も下手な判断を下してしまう余地もある気がします。
ヨコヨコは飛信隊所属とのこと、合わせると11万となって超大軍ですね。これはもう李信は大将軍規模の軍容を従えているといっても過言ではなさそう・・。
婚礼を挙げる李牧とカイネ。今まで李牧とカイネは、何かと特別な関係である描写が時折されてきましたがここで婚礼とは・・。
今後史実では悲劇的な最後が予想されるだけにこの婚礼が最後の救いとなってしまうか・・。
850話に続く
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